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2017/06/24 12:36 |
ゲームデザイン:ゲームデザインの再利用

疑問: どんな種類のゲームデザインを再利用できるのか?

今までの記事で定義してきたように、もしゲームデザインを意思決定の結果だとするなら、どんな種類の(部分的な)意思決定結果を再利用できるのだろうか?  

再利用は、別の言い方をするなら、新規性がないと見なせるかもしれない。しかし、ある種の再利用は、コストの面などから不可避であるともいえる。事実、既存のゲームの多くが過去のゲームのデザインを明示的・暗黙的に再利用している。

ここでの課題は、どんな種類のデザイン であれば、再利用が適切なのかを決める何らかの 基準・原則 を明らかにすることであると言える。この記事では、この課題に向けての基礎的な定義を考えたい。

ゲームデザインとは何か?


ゲームデザインのプロセス(活動)とは、ここでは、次のような側面に対する様々な決定を行うことだする。

  (1)ゲームのルールの側面: キャラクターのレベルは上がる。レベル制限は99。戦闘はターン制であり、敵と見方が交互に行動を行う、など。

  (1.1)ゲームバランスの側面: ある敵のHPは500といった、パラメータの設定など。

  (2)ゲームシステムの側面: セーブ数は、10件など。

  (2.1)ユーザインタフェースの側面: LボタンとRボタンでキャラクターの切り替えができるなど。

  (2.2) システムの品質に関わる非機能要素の側面: たとえば、ロード時間に対する要求。3秒以内に戦闘画面を表示し、ユーザの入力を受け付けなければならない、など。

  (3)ゲームの遊び方に関する側面: ゲーム中のBGMを自由に変更できるなど。

ゲームデザインとは、このプロセスの結果として決めたことの集合であるとする。


ゲームデザインの構造とは何か?


ゲームデザインとは、決めたことの集合であるとした。決めたことは、独立しているのではなく、他の決めたことと関係を持つ。たとえば「レベル制限は99」という決定は「キャラクターのレベルは上がる」という決定がまずなされていなければならない。

ここでは、ゲームデザインの構造を、決めたこと(構造要素)とその間の関係とする。

ゲームデザインの再利用とは何か?


ゲームデザインの再利用とは、あるゲームデザインの部分的構造を、他のゲームで利用することだと言える。もちろん、再利用時にはそのまま利用できないかもしれず、修正が必要かもしれない。

ゲームデザインの再利用の分類


既存のゲームにおける再利用は、一つの軸の観点から以下に分類できる。

(1)シリーズ内再利用: あるゲームシリーズ内でのデザインの再利用。

(2)シリーズ外再利用: シリーズ外のタイトル間でのデザインの再利用。




シリーズの観点から分類を行う理由は、シリーズ内では許されるデザインと、シリーズの外で許されるデザインとでは違いがあるためである。たとえば、ドラクエシリーズで、メラやヒャドといった呪文の種類や名前が何度も使用されるのは、ゲームをプレイするユーザ側からみても違和感はないといえる。しかし、ドラクエとは全然異なるゲームタイトルで、メラやヒャドといった対象を使用するのは、問題があるといえる。


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2009/01/28 22:24 | Comments(0) | TrackBack(0) | ゲームデザイン

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